← 一覧へエピソード
Title
シンガポール提出直前、FBI犯罪経歴証明書に残された最後の確認
Subtitle
シアトル在住のクララさんが、アメリカ発の書類をシンガポールへ送り出すまでの記録。
Introduction
「大変だったのは書類そのものより、手順が合っているという確信が持てなかったことです」
Content
年末を一週間後に控えたころのことだった。シアトル在住のクララさんは、就労ビザの審査のため、アメリカで発行されたFBI犯罪経歴証明書をシンガポールへ提出する必要があった。アメリカを拠点にしながら両国の発行・提出要件をすり合わせるのは、思っていた以上に手間のかかる作業だった。
はじめはアメリカの発行機関のサイトを見ながら自分だけで進めようとした。しかし発行された写しの形式、公証を先に済ませるべきか、どの機関がアポスティーユの権限を持つのかは、それぞれ別に確認する必要があった。「FBI犯罪経歴証明書」という書類名だけでは、実際に何をすべきかまでは分からなかった。
シンガポール側の提出期限も迫っており、アメリカに新たな写しを請求する時間は残されていなかった。このまま進めば、内定と引っ越しの両方が先延ばしになりかねなかった。ちょっとした表記のミスも見過ごすわけにはいかなかった。
Apostille Koreaの担当者は、まず「シンガポールが、いつ、どのような形でこの書類を必要としているか」という一点から確認を始めた。その答えをもとに発行機関と署名権限を確認し、必要な公証とアポスティーユの順序を組み立てた。手順が変わるたびに、その理由もきちんと説明された。
アメリカで整った最終版が受理されると、止まっていた新しい仕事と在留申請の手続きは再び動き出した。シンガポール側の審査も無事完了し、書類の再発行や再送は必要なかった。
「なぜこれほど複雑だったのかが分かっただけで、気持ちが落ち着きました」とクララさんは振り返る。Apostille Koreaがアメリカからシンガポールまでの手続きを最後まで丁寧に伴走したことで、次の一歩がようやく見えてきた。
