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Title

たった一枚のカードがなければ、レンタカーは動かなかった

Subtitle

国際運転免許証が、シアトルの家族のイタリア旅行を救った話

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Introduction

「奇跡なんて要らなかった。次の町にたどり着くための、正しい一枚の書類が欲しかっただけだ」

Content

昨年の夏、シアトルに暮らすジョンウさん一家は、何年も先延ばしにしていたヨーロッパ旅行にようやく出発した。計画はシンプルだった。ローマに到着し、レンタカーを借りて、丘の上に点在する小さな町を巡る旅。ところが空港で荷物を整理していたジョンウさんは、国際運転免許証を入れたファイルがどこにも見当たらないことに気づいた。 レンタカーのカウンターは、パスポートと韓国の運転免許証だけでは車を貸してくれなかった。すでに支払い済みのホテルは、どこも駅から歩ける距離になく、一行にはジョンウさんの両親と、荷物を抱えて公共交通機関を使うのが難しい幼い子どもも含まれていた。旅の足止めが一日延びるたびに、宿泊費とデポジットが静かに無駄になっていった。 ジョンウさんは自力で解決しようと、領事館や免許関連の窓口に電話をかけ続けたが、いつも同じ壁にぶつかった。海外からでも何を提出すればよいのか、韓国にいる家族が代理で申請できるのか。調べれば調べるほど、発行条件と発送にかかる時間について、食い違う情報ばかりが増えていった。 Apostille Koreaはまず、ジョンウさんの既存の免許証の状態、パスポートの写し、そして海外での現住所を確認するところから始めた。国際運転免許証はアポスティーユの対象になる書類ではない、という点も率直に伝えた上で、大切なのは正規の許可証を発行し、彼が実際にいる場所へ確実に届けることだと説明した。 チームはジョンウさんが用意すべき書類を短く正確なリストにまとめ、国内での発行手続きの各段階で進捗を共有した。許可証が仕上がると、追跡可能な国際宅配便でローマのホテルへ発送され、受取人であるフロント担当者の名前まで二重に確認して、受け渡しの行き違いを防いだ。 許可証は無事到着し、家族は翌朝にはレンタカーの予約を取り直すことができた。あきらめかけていたトスカーナの旅程も、そのまま予定に残った。そして前払いした予約以上に価値のあるもの、つまり家族で過ごすはずだった時間を取り戻すことができた。 シアトルに戻ったジョンウさんは、最後まで見届けてくれる人がいたからこそ旅は息を吹き返した、と感謝のメッセージを送った。Apostille Koreaが解決したのはたった一枚の書類だったが、家族の手元に戻ってきたのは、景色そのものと、共に見ると約束した思い出だった。